新築の場合、庭や外構のプランはいつからはじめるの?
朝晩が肌寒い季節になりました。
皆様、いかがお過ごしですか?
はちみつたっぷりのミルクティーに癒やされてます。普段はコーヒー派ですが、脳みそが疲れた時には紅茶が飲みたくなります^^生姜もあれば、温まります。
台風や雨が降る前の低気圧でちょっと不調かも。。な時は、塩&重曹入の風呂がお気に入りです。
大人になるって、季節の変化や自分の体調に敏感になるのかしら??というか、無理や我慢ができなくなってる?(*^^*)前頭葉の影響?
つまり、いい意味で!自分の感覚に正直になっているということですね。
写真のワンコのように、自由気ままでリラックスが一番の健康法であり、それがいい仕事へつながるんだと、最近思います。
ということで、本題へ〜♪
【庭や外構のプランはいつからはじめるの?】
新築をされる場合、建物と一緒に外構プランも提案されることが多いと思います。
私自身、20年以上前にとある住宅メーカーの外構や庭の設計をしてました。
住宅メーカーの営業の方が、お客様と主に外構の打ち合わせをし大まかなプランを作成した後、その設計と見積りを行う仕事をしていたのですが、そこに大きな疑問を感じて今に至っています。
直接、お客様と会って、打ち合わせをしたい!お客様が望むものを一緒につくりあげたい!という思いから、東京でデザインの修行をして、ゼロからイチを生み出す訓練をしてきた気がします。楽しい、辛い、でも楽しい〜
先日、お問い合わせをいただいたお客様から「庭や外構イメージを伝えるのは難しい、、」との声をいただきました。
また、建築関係の方からは、庭や外構の金額は分かりづらい、とも聞くことが多いです。
上記の2つ、伝えづらい、分かりづらい理由は私なりにこう考えてます。
■イメージを伝えるのが難しいのは、外構や庭のスケール感が建物とは違い、規格サイズというのが制限がない=自由度が高いから。
■そして、住宅の内装や外装の主流となっている要素に付随して庭や外構が変化するため。つまり、新しい感覚を求めるお客様ほど、イメージを伝えるための情報が少ないということになります。
■金額については、ほどんどが人件費であるから、分かりづらい。例えば、同じ高さで同じ樹種であっても、公共工事等で算出される規格サイズのものと、個人邸での樹形や向きを考えたものでは、植物そのものの金額が違います。そして、植え方、土の作り方が違ってきます。自然物は特にそれが顕著になり、同じ石でも職人さんによって、全く表情が違って見えます。
庭や外構も流行があり、それぞれの時代の良さはあると思います。
時を経てもいい、と私が思うものはほとんどが自然物(分かりやすい例だと、石、その土地の気候にあった植物)であったり、きちんと施工されたものだと、感じます。
で、
いつから庭や外構プランをはじめるのか?
→建物のプランと同時が理想
気に入った施工例を集めておくことをオススメします。
建物プランだけでも忙しいから、外構にまで手が回らない!というのが正直なところですが、少しずつ情報をあつめておくといいです。
実際の庭や外構の写真、好きな風景や色、どんな暮らしをしたいのか(屋外空間の目的)など、ご家族やご自身のことを人へ伝えるための情報があると、プランのイメージもしやすくなる。
そして、誰に、またはどの会社に依頼するのかも調べておく。特に、屋外とのつながりを重視したい建物(デッキや中庭、高低差のある敷地など)は、庭や外構プランを同時に考えるのが理想です。工事内容がそれぞれの分野で得手不得手があるので、費用、工事の効率とも関係します。
建物の打ち合わせの息抜きとして、少しずつ屋外の情報集めと、相談をしていくのがいいかもしれません。
→もう外構工事が必要な時期にはいった!(汗)でも、プランが納得できない!どうしよ〜。。
というギリギリの方も、
プランに違和感があれば、気に入ったプランになるまで打ち合わせをするか、思い切って他の会社やデザイナーに問い合わせることを諦めないでください。
お気に入りの新築と外構、そして庭ができることを想像すると、ちょっとパワーが湧いてくると思います\(^o^)/
少し話が変わりますが、ヨーローッパで疫病が大流行した時代、庭園のある別荘住まいが増加した、と造園史にありました。
今と同じような時代に、人は楽しみや生きる術を見出してきたんだな、と思うと人や自然の逞しさには心震えます。
別荘にいるようなプライベート空間を自宅に。それこそ今を生きる私達が求める贅沢な空間だと思います。
いわゆる、おうちリゾート。
庭や外構の施工例をみてみたいな、と思う方は是非お問い合わせください。
ホームページに掲載していない施工例もご覧いただけます。
季節の変わり目なので、どうぞご自愛ください^^
ガーデンデザイナー 宮森有子